平成20年12月13日 土曜日

続電源装置

Filed under: 電子工作, ジャンク — とめくぎ @ 2:37:37

よくよく考えたら、ミキサのアダプタといい最近トランス続きだわ。
ノグチトランスの親父はさぞかし腰が強いんだろう・・・。

コンデンサ買ってきた。
基板とコンデンサ
とりあえず、日ケミの108℃のを買ってきました。
元々載っていたのはエルナーの汎用品と型番不明の3種類。
元々付いていたコンデンサ
蒼いスリーブのが型番が有り、それは汎用品ですが、後の緑と茶色とオレンジのスリーブのが不明。
緑色のは105℃と書かれているので、耐熱品なのでしょうが、あとの二つは不明です。

海神無線の店主にエルナーのオレンジ色のコンデンサは何用?とたずねたら、
低漏れ電流品との事で、確かに同じ年代のビデオデッキとかでよく見かけるなーと。
MUSE
とりあえず、MUSE薦められたので、10円増しで買ってきました。3つだけだし。
茶色のはよーわからんので、おなじ105℃品で誤魔化しました。(低インピーダンスかなぁ?)
まあ、この基板にあるのはシリーズレギュレータなので問題ないと願いたい。

ブロックコンデンサーは値段を調査したところ三千円ほどするようです。
まぁ、ブロックコンの不良はあまり聞かないので大丈夫かなぁー。

一通りコンデンサの交換をし、コンデンサを基板や他のコンデンサとでホットボンドで固定をしました。

あと、パターン切れはサンハヤトのレジスト補修剤で補修した上でハンダ面に電線を当てがいました。
不良箇所の修復
基板修理完了!

あと、ファンを買ってきました。日本サーボ製の割と良い物。
ファン
AC200V用だけど、単なる隈取コイルのためか回転数は落ちているものの、割と回ります。
回転数が低いためか静です。

では早速動作チェックです。
動作チェック用に日米で30W1Ωのセメント抵抗を買っておきました。
本当は3〜4Ωで300Wくらいのが欲しかったんですがねぇ。テストにテストする機械より高いものをあてがう訳には・・・。
早速動作確認
とりあえず、10Aは問題なく出るようです。(テストは10秒位の瞬間的にですが)
無負荷ですが電圧も36Vまで出ます。

これで我が家にも35Vでしかも10Aまで採れるCVCC電源が配備できました。
回路のテストとかで定電流設定が出来ると割りと便利ですよ。
バッテリの充電からショートモードの故障のジャンクとかのテストに色々活躍です。
FA製品は結構24Vとかが多いので、24V取れるのが欲しかったのです。

ちなみ、この電源は位相制御も併用している物で、ヒートシンクには位相制御の行なうサイリスタもありました。
サイリスタ
大きなトランスとインダクタがあります。
中身
位相制御については菊水電子のサイトに説明があります。こちら
つまるところ、トランスからレギュレート回路の間にあるブリッジダイオードの一部がサイリスタになっていて、
そのサイリスタで位相制御を行ない、必要最低限な電力を上手く取り出すことで後の回路の負担を下げる訳です。
10Vしか出力してない時にトランスから35V以上も送ってたら、余分な25Vが全て熱に成っちゃって大変な事になっちゃう。

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