平成21年4月11日 土曜日

ETC

Filed under: ジャンク, プログラミング — とめくぎ @ 16:27:55

友達にETC車載機を二千円で譲ってもらった。
三菱のEP-736Bという機種で、アンテナ別設置、内蔵音声案内の物です。

友人曰く、音声が聞き取り辛いので新しいのに変えたとの事。
家で安定化電源に繋いで音声を聞いてみると、確かに聞きにくい。
結構スキーとか友達で乗り合わせていくと、料金の精算のときに困るんだよね。

EP-736B内部
蓋を開けてみると、スター精密の小型スピーカ(NDT-03C)と村田製作所のサウンダ(PKLCS1212E20A0-R1辺り?)が入ってます。
音声案内はスピーカから発せられ、電源断の時のカード抜き忘れ警報の情けない音はサウンダから発せられます。
スピーカを外付けの大きな物に変えればマシに成るんではと思い、回路を追ってみました。

結果、背面の拡張端子の4、5ピンが内臓スピーカと並列に繋がっています。多分BTL接続と思われるのでグランドに落としてはいけません。
内臓のアンプの駆動能力が怪しいので、本来は内臓スピーカを外すべきでしょうが、テストなのでそのまま並列につなぎます。
NDT-03Cのインピーダンスは8Ωなので、普通のスピーカがそのまま繋がります。
ちなみに、拡張端子のピッチは2mmなので、千石で売っている2mmピッチのコネクタ4極を2つ接着して使うと良いでしょう。
結果は元の音声合成の品質が悪すぎて思ったほど改善されません。

これではダメだと思い、他のアプローチで行く事にしました。

音声回路を追う際に気になったのが、スピーカのスグ脇にあるADM202です。まぁ有名なRS-232Cドライバレシーバですね。
取説にも通信ポートがRS232Cと書かれています。
この拡張端子から専用コードでカーナビを接続すると、カーナビと連携できるのは周知の通りです。
ココから情報を引っ張り出して、液晶に表示するなり、SDメモリにテキストデータで吐き出すなりすれば良いのでは!と閃いたわけです。
え?カーナビに繋げって?!連携できるようなカーナビなんて買う金有りません。orz

この回路は拡張端子の1,2,3番ピンに接続されており、2番ピンがTxD、1番、3番がRxDに繋がっていました。8番ピンがGNDです。
ネットで純正のカーナビ連携ケーブルの接続を調べると、2,3番ピンに接続しているっぽいので、そこを繋いだケーブルを作成します。
teratermなどで適当なボーレートで試したところ、19200bpsが最適っぽいです。
9600だと「p」と返ってきますが、時折化けます。19200だとU+CRが30回とソレっぽいデータが来ましたので。

で、ETC車載機からのデータに対して応答を返さないと、ETCからデータが取得できないようで、今はその解析方法を検討中です。
連携できるカーナビを買って、横取りケーブルで繋いで通信プロトコルをロギングすれば良いのですが、カーナビ買うなんて本末転倒。
さてはてどうしたものか。

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